特殊効果演出を取り巻く進化
2024年6月1日
ニュースレター 2024年6月号(VOL.42)特殊効果演出を取り巻く進化
AI導入で24時間電話応対
代表取締役 小峰 聖
お問い合わせ電話をしようと思ったら、もう時間外。がっかり…なんて経験、ありませんか?
スタッフが現場に出ることの多い弊社では、お電話に出られずお客様をがっかりさせたくないと考え、この4月より「電話自動音声応答システム」を導入しました。
これにより、弊社の代表番号(電話番号:03-3745-3773)へお掛け頂いた電話は、24時間365日、自動音声でご案内をします。
ガイダンスに従い、ご用件の番号を選んでいただくと、AIが伝言をお預かりし、その後、弊社担当者より折り返しご連絡をいたします。
先進技術の導入で、機会を逃さずお客様とコミュニケーションできる。そんな時代に感謝です。
特殊効果演出のよくいただく質問
特殊効果演出で用いられる火薬や花火、
「煙火」にはどのようなものがありますか?
当社が扱う「煙火」について、シリーズでお伝えします。
その1. がん具煙火との違い
一般に「花火」という言葉で思い浮かぶのは子供の頃から慣れ親しんだ「線香花火」「ロケット花火」ですね。これらは、日本ではお店やネット通販で普通に購入できます。
一方、特殊効果演出の世界で使われる花火、映画やドラマなどで使われる煙火や火薬は、一般人が簡単に購入、販売、取り扱うことができません。
さて、その違いはなにかというと、線香花火のような花火は正式には「がん具花火」であり、火薬類取締法により「子供たちが遊ぶがん具として用いられる煙火」と定義されています。
がん具花火としてその安全基準を満たしている商品にはSFマークが提示され、販売されています。
ではなぜ、特殊効果演出用の煙火や火薬類はがん具花火のように容易に購入できないのでしょうか?その答えはズバリ、一般の人が安全に扱うことが難しいと判断されているからです。
中でも顕著に違うのは点火方法で、がん具花火を使うときはろうそくなどの火で直接点火しますが、特効演出で扱う煙火は遠隔からの電気点火がほとんどです。
しかも、火薬や煙火は「ほぐす」「分解する」「束ねて消費する」という行為だけで火薬類取締法違反になるのです。
それだけ、特殊効果業界における煙火や火薬類には取り扱いに注意が必要、ということを知っておいていただきたいものです。
特殊効果演出用煙火および火薬類に関する具体的な質問につきましては、こちらまでお問い合わせください。
次回は様々な煙火の種類についてお伝えします。
SFXの歴史 その3SFXの歴史について、シリーズでお届けしています。
1970年代に入ると、二人の映画監督が、『スターウォーズ』、『未知との遭遇』という大ヒット映画で特殊効果に大きな進歩をもたらしました。その二人とはジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグです。
ルーカスは特撮スーパーバイザーのジョン・ダイクストラとともに、マット撮影用のコンピュータ制御カメラリグなど既存の効果技術の効率化を果たしました。スピルバーグは、モーションコントロールと視覚映像撮影技術に革新をもたらしました。そして二人は、ルーカスの特殊効果制作会社であるインダストリアル・ライト&マジック(ILM)を通じ、将来のプロジェクトで協力することになりました。
いよいよ次回はSFXの歴史の最終回となります。
引き続き、お楽しみに。
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